きなこ通信

主に多発性円形脱毛症観察日記です。に加えて認知症のおかん観察日です。

おかん観察日記 11 (新しい年、新たな戦い)

これは、2020年1月の話。

 

1月それは、おかんの誕生月です。

糖尿病なのでご馳走とまではいかないが

好きなものが食卓にあがります。

甘い物好きでも洋菓子系は好みじゃないので

大好きな『おはぎ』を出しました。

 

昔は、甘いものなんて見向きもしなかったのに

糖尿病恐るべし!

お酒の飲み過ぎでも糖尿病になるんですよー

お酒好きな方は、お気を付けくださいねー

 

穏やかにお正月が過ぎ

(お餅のおの字も言わなかったので出しませんでした)

おかんの誕生日も過ぎ

内科の受診日前日の事です。

それは突然やってきた。

 

夕飯後、おかんコタツに潜って暖をとり

トイレに行こうと立ちあがろうとした瞬間。

『立てなくなる』

私を呼んで「立てない。右足にチカラが入らない」

えーマジか!

それもそうだが、トイレ行きたいんだよね?

この頃はまだ失敗はあれどリハビリパンツに対して

勿体ないのと抵抗感があり普通の下着にパットだけだったので

このままでは大惨事が起きる!

前に入院した時のオムツの残りがあったので

了解を得て、装着!

凄く久々にやったので、なんかピタッとこない。

 

にしてもうどうしよう。。

救急車?

大袈裟か?

でも脳梗塞一度やってるし〜

2年くらい前に1度、足にチカラ入らなくなる事件が起きた時

全部調べたけど原因、分からなかったんだよね〜

その時にまたなるかもしれない。と先生に言われたし

それかな?とか色々考えても分からない。

本人は、その内治るわっ。とか言ってるし…

 

この頃、コロナの声が聞こえ始めていて

こんな事くらいで病院に行ったら駄目かも。と

思ったのをよく覚えている。

この時の判断が後々、大変な事になるとは思ってもいなかった。

完全なる私の判断ミスです。

あの時、救急車を呼べばよかった。と後悔するのです。

 

この後、3日くらいしたら立てるようになり

トイレにも普通に行けるようになったけど…

また3日くらいしたら立てなくなるを繰り返す。。。 

 

そして立てないのに立てると思いベッドから

降りてしまう事件が幾度となく繰り広がれ

コレがかなり私の負担になっていました。

マジで!

頑張って上がったのに直ぐに下に降りて呼ぶ!みたいな。。。

何でか知らんけど、ベッドのキワキワに寝てるので 

ズルズルと落ちて呼ぶ! 

立てなくなった重い人を上げるの大変なのよー

腰も痛くなるし…。

日に日に回数も増えている上に

動かないせいもあると思うけど

徐々に食欲が減っていきます。

これは非常にマズイです!

 

我が家には

おかんが食べれなくなったら重病化する。という

いや〜〜〜な方程式があります。

 

でもどうしたらいいか分からない。

唯一言える相手、ケアマネさん。

助言はくれども答えが? 

毎日、自問自答。

ネットで調べても?

 

後で知ることになる

「家来るドクター」の存在。

この時知っていたら間違いなく呼んでいた。

藁にも何にでも縋りたかった一月。

これからドンドン悪化していくことになる事になるとは

なんとなく分かっていました。

 

一人っ子お一人様には辛い1ヶ月でした。