きなこ通信

主に多発性円形脱毛症観察日記です。に加えて認知症のおかん観察日です。

おかん観察日記 12 (益々、悪化していきます)

これは、2020年2月の話です。

 

あれから…おかん。

1月の3日、復活して動けなくなる。を

繰り返して2月に突入しました。

食も細くなりましたが、

インスリンの自己注射を打たなくてはいけないので

頑張って食べてくれてました。

 

ベッドから降りてしまう案件は、継続中で

この頃は、ベッドレンタルしてなかったので

柵がないから防ぎようが無かった。

 

私の帰宅後、必ずベッドの下にいたオカン。

それが、トイレに行こうと思って途中で行き倒れていたり…して…

戻ることも出来ないので行き倒れている。

季節は真冬でパジャマ。

いくら暖房ついてても寒いに決まってるし、

その姿を見ると辛くて仕方なかった。

 

本人は、立てる記憶があり

自分が立てなくなったという事を忘れて

トイレに行こう。と思うんだろうけど…立てないんだな…

 

主治医とケアマネさんにも相談して、

訪問リハビリを頼んでみる。

週二回、40分。

理学療法士の方が、とても良い方で

いろいろ心配してくださり、アドバイスもしてくれてました。

 

話せる相手が1人増えて有り難かったが…

 

私は、ジワジワと追い詰められていっていた。

 

親の老いと認知症の進行。

 

親だから許せない(親だってなりたくてなってないのわかってても)

しっかりしていた時と、どうしても比べてしまう。

頭では理解していても心が納得してなかったんだと思う。この頃は…。

親の老後で、1番なって欲しくなかった病気が認知症だった。

これは誰でもそうだと思うけど。

私の中で、意志の疎通が出来ないのは相当キツイことなので

絶対になってほしくなかったから

何年も前から、あれやってみたら?とか

いろいろ口を酸っぱくして言ってみたものの

本人が元々、出不精の運動嫌いときてるものだから

今に至っているんだと思う。

 

何十年も前に交通事故に遭って

人工関節になってるから

歩くの異常に遅いし…

今更、何を言っても時既に遅し何だけどね。

 

そんなこんなで沸々と溜め込んでいっている私に

精神的に追い込む事が起きた。

 

訪問リハビリを頼むにあたって

主治医の許可がいります。

本人、動けないし…どうしたらいいか電話で相談したら

今回も薬だけ処方してくださるとの事。

訪問リハビリの件も頼まなくてはいけないので

薬を取りに行きました。

 

主治医と今の様子を伝えたら…

『今の状態だと通院出来ないだろうし

来てもらわないと検査出来ないから

訪問診療を考えてみてください。』

 

………はい。

(とは言ったものの心では、見放された。と思った瞬間でした)

 

主治医と患者だけの関係でも

15年くらい診て頂いて信頼しきっていたのもある。

 

心にダメージを受けながら帰宅。

もれなくオカンは、ベッドの下。

 

「何処行ってたの?」と聞かれ

あなたの薬を取りに行っていました。と

伝えたら…「ありがとう」

まだこの頃は、病院の存在も主治医の事も

言えば思い出してくれてたんだよね〜。

 

ケアマネさんに相談して

ケアマネさんの担当されている方の

訪問の先生に一度打診して下さるとの事。

有難い。

訪問診療、考えた事もなかったので

本当に助かりました。

 

そしてこの頃のオカンは、

ご飯も一食になり(自己注射の為に食べてる感じ)

いっぱい飲んでいた水分も取らなくなっていきました。

食べない飲まない。

脱水症状も気になり、

2月8月は、脳梗塞が起き易いと

前に看護師さんが教えてくれたので

気になるところです。

 

飲んでくれる時は、栄養が高めの物を飲んでもらっても

足りないと思いつつ、やってた。

 

毎日が試行錯誤

答えが見つからないジレンマ

 

体力、気力、精神的に追い込まれていきます。

誰でもそうだと思うけど

睡眠が取れないのが1番シンドイ。

元々、私は長時間寝るタイプの人なので

ジワジワと疲労と共に寝不足も蓄積されていきます。

私の病気には、ストレスが1番ダメなのに!

めっちゃかかってる。

 

この頃には既に日中逆転になっていたオカン。

そして年寄りは、ショートスリーパー

勘弁してよーと何度も言ったけど

言ってもその瞬間しか覚えてないみたいで

夕方くらいから覚醒し始めて

真夜中から朝が絶好調のオカン

マジで勘弁して欲しかった。

 

2月の頭に自力で立つとこ見たのが最後で

訪問リハビリの時も立てそうで立てない。

 

なかなか思うようにいかない。

今思えば本人シンドイ言ってるのに

無理無理やらせている私もなかなかの鬼ぷりでした。

 

なんやかんやの2月。

こんなのまだまだ序章だとは想像もしてなかった。

 

 

本当に一人っ子の一人介護はいろんな面でシンドイです。