きなこ通信

主に多発性円形脱毛症観察日記です。に加えて認知症のおかん観察日です。

おかん観察日記 13 (最悪の月)

これは、2020年3月の話です。

 

先月もなかなか大変でしたが、

今月のオカンは、急激に悪化していきました。

そして私の体力と精神がジワジワと削られていきました。

 

日中逆転。

ショートスリーパー

ずーっと呼ぶ。(動けなくなる範囲と供に呼ばれる回数が増えていきました。)

食べない飲まない。(これが1番困ってました)

 

訪問リハビリを週二回頼んでいたので

いろいろ相談に乗って貰いました。

聞いて貰えて心が軽くなったのを今でも覚えてます。

 

でも段々弱っていって

この頃、水分を200ml飲んでくれるかどうかでした。

 

薬の事もあり、かかりつけ医にこの月は受診をさせると約束していましたが

とてもじゃないけど連れていけない。ので

電話で相談して事情が事情だからと処方して貰えました。

その時、今の状態も心配なので

なるべく早く訪問の先生に診て頂いた方が良いとアドバイスを頂きました。

 

ケアマネさんに事の成り行きを話して

こっからの動きは早いですよー

全部、ケアマネさんがやってくれました。

 

かかりつけ医に連絡取って下さり、

紹介状を受け取りに行って下さって

訪問の先生の所に渡しに行って下さり

今の状況を説明してくれて

早く一度診て欲しいとお願いまでしてくれてました。(後日、先生から教えて頂きました) 

普通の手順をぶっ飛ばして訪問診察して頂けました。

 

本当に有り難かったです。

私がしたのは、病院に電話一本しただけです。

 

相談してから、流れ作業のように

進んでいきました。

 

訪問の先生に診て頂き

訪問診察開始の手順を先生から

教えて頂きました。(これは本当は、事務の方とする事みたいでした)

 

症状は、さて置き

先生に選択を迫られます。

 

①  訪問医療では、詳しい検査が出来ないので(血液検査は出来ます)このままの状態で家で過ごすか。

 

②  一度、大きな病院で検査をして貰ってから訪問医療に引き継ぐか(こっちが正規の訪問医療に引き継ぐ理想みたいです。)

 

①の選択肢を聞いた時、衝撃でした。

私には、こう聞こえたのです。

 

『このままそっとしておいて看取るか』

 

いつかは来るだろうお別れを

突きつけられた瞬間でした。

 

いやいやいやいや

いろんな事があって、

華麗に復活してきたオカンが

こんな最後はイカンだろ!

 

1番なってほしくない

認知症になりかけてても

こんな最後はイカンよ!

 

自己満でも良いよ!

私が後悔しない為に

②を選びました。

 

その返答を聞いた先生が

オカンに説明して

『今日、今から救急車で病院に行くか

明日、自分で病院に行くか

どっちがいいですか?』

 

明日、自分で行きます。と即答だった。

多分、そう言うと思ったよ…。

 

病院に紹介状を送っておくので

必ず、連れて行って下さい。と

言われました。

 

さてさて、介護タクシーを頼まねば!

と思いケアマネさんにお願いして

階段から降ろして貰わないといけないので

2人体制でお願いしました。

 

バタバタだったけど

先生に診て頂けて、先がみえたような気がして

早く朝が来てほしいと本当に久々に思ってました。

 

この日の夜は、心が本当に軽かった。のを覚えてます。

多分、そのまま入院になると思ったけど

入院の準備しなかった。

悟られて病院に行かない…って言われたら凄く困るからね〜

 

明日も一人っ子は頑張ります。